分量の記載がない(ベーカーズパーセントのみ)、生地の作り方が書いてない。パン作りの本としては異例づくめの「ぱん工房くーぷ×オーヤマくんリッチとリーンで30日」の使用感はどうなのでしょう?
ヘビーユーザー4名に、緊急取材を敢行、ずばり本音をお聞きしました。
【質問内容】
- 良くないところ、使いにくいところ、初心者に注意しておきたいところを教えてください。
- 良いところを教えてください。
- オーヤマくんの使用頻度を教えてください。
- 焼成データは、あなたのオーヤマくんと合っているでしょうか?
🅰️ FVC-D15A ,PFC-D15A-W
🅱️FVC-D15B-S ,FVC-DK15B-B
N.Oさん @namiyooono
🅰️1台
- 最初に手にした時は 老眼の私には、文字が小さいかと思いました。読んで分かりましたが、みかさんの伝えたいことが勿体ないぐらい記載されています。 私はレシピ本に書き込む派、2冊持っているので抵抗なく書き込んでいます。分量を計算してから計量してください。途中わからなくならないためにも是非 メモを取って。
慣れれば問題ないですね。これも みかさんの愛情なんですよね。 - コンパクトで何処にでも持っていき広げやすい。写真や手書きイラストノート(※1)、そしてみかさんの言葉が大好きです。直ぐそこに居るようですよ。優しいだけではない みかさんの伝えたいことがみかさんの言葉で山ほどあります。無限に広がる ぱん作りが出来る本だと思います。
(※1 重版本では写真と差し替わりました) - 週3、4回以上使用
以前はガスオーブンを使っていましたが 殆どオーヤマくんで焼いています。 - 🅰️使用。本の焼成データとほぼ一緒ですが、下火に関しては 少し強いようです。10〜20°位下げるか、途中で上下ファンに切り替えています。
【門間が見たN.Oさんの使い方】
マーカーやシールを使って大事なところをわかりやすく、成形のイラストも描き込まれています。
自分で焼いたパンの写真をシールにして、各ページに貼ってあるのは感心しました。私のパンとN.Oさんのパンが並び、より充実した内容になっています。
透明カバーは本を汚れから守りながら、ペンとシールも収納でき、機能的です。学生時代のノート思い出し、あったかい気持ちになりました。
パン講師・TPYPさん @strawberrymorningtarepan
🅰️1台🅱️1台
- 今のところ、特にはありませんがもう少し字が大きいとありがたいかな。
とも感じますが、そうなるとこの大きさにはおさまらないかもしれませんね。 -
- 左ページにパンの説明、ベーカーズ 工程写真があり 右側に焼き上がりの写真、という構成が見やすい。
- すべてのレシピがリッチとリーンに分別され、基本の配合からのアレンジの説明がわかりやすいこと。
- 黒ごま・ポピーシードの扱いやレーズンの戻し方など副材料についての説明がわかりやすいこと。
- みかさんのエッセイ(コラム)が入ってること。
- 白パンの予熱の余熱、バゲット風の下火の効かせ方などオーヤマくんならではの使い方がたくさん紹介されていること。
- 持ちやすい適度な厚さと大きさなので、スケジュール帳とセットで毎日持ち歩いています。
- 週に3日~4日。
焼ける日には2回3回以上は焼くので回数で言えばほぼ毎日焼いてるのと同じくらいは使っていると思います。 - 🅰️はほとんどデータ通り焼けています。ミニ食パン、食パンなどピッタリです。
🅱️はガスオーブンのレシピと同じくらいで焼けます。
【門間が見たTPYPさんの使い方】
いつ作ったか、どこで作ったか、目次に細かく記入していつでもチェック、手持ちの型に合わせた粉量や焼成データの微修正、材料の入手先はもちろんのこと、気付いたこと、思ったこと、なんでも書き込まれ、にぎやかで楽しいぺージであふれています。レシピだけじゃない、たくさんの想い出とともに熟成していく・・・そんな日記のような一冊でした。
naomi さん @wheat.flour.00
🅰️1台
- みかさんの本やインスタを見て慣れている人は、大丈夫ですが、パン作り初心者には、ベーカーズパーセント→計算→計量→こね→1次発酵までの工程が見えないので、思い描きにくいかなと思いました。 ただ、それぞれ分量を載せてしまうと、ベーカーズパーセントを見なくなっちゃうんですよね。自分で計算して、考えて作る習慣をつくるには、いいのかも。言われるままではなく、いろいろ探って考えて作る!ですね。基礎からパン作りを教える本ではなく、みかさんのインスタの投稿からオーヤマくんを楽しく使うためのレシピやポイント、コラムを詰め込んだ本ですね。
- 届いた時に、30日毎日いろいろなパンが、焼けると、とっても嬉しくなりました。
- 普段の生活をしていく中で、パン作りを毎日できるんだと思える。
- パンの並び順がよい。リッチとリーンの基本のパンから始まり、そこからのアレンジに進んでいくので、わかりやすいです。
- シンプルな家で活用しやすいパンが多い。
- 作ってみたいパンも入っているので、楽しみながら頑張れる。
- 1つの生地での使い分けのポイント、説明がわかりやすい。使い分けを知りたい人は、多いと思います。
- みかさんの言葉での作り方の説明が、ポイントを捉えていてわかりやすい。しかも、温かみがあり、みかさんに話しかけながら作っているみたい。
- 本のサイズが調度良い。(本を見ながら作るのにいい サイズです。だから、ヨレヨレに)
- コラムも大好き
- オーヤマくんの使用頻度
週5~6回 - 🅰️使用、10~20℃上げます。
【門間が見たnaomi さんの使い方】
分量や置き換えたときの数値など、必要な情報をぴしっと書き込む、とりわけ、一個当たりの生地量をきちんと書きこんでいるのが印象的でした。同一生地から2種以上に作り分ける際に便利だと伺い、なるほどと思いました。ぶわぶわにふくらみ、裏表紙に広がるしみに、この本がいつも彼女のキッチンで活躍している光景が浮かびました。
S.Yさん @chamomile_sae
🅰️2台
- まずは、くーぷの基本のリッチ、リーン生地をマスターしてパン作りの流れ、ベーカーズパーセントの意味が理解できていないと、パン作り初心者の方が、この本を理解し有効活用するには大変難しいと考えられる。
最善の策として、あらかじめ著書(ほんのりしあわせおうちパン)を熟読し、Instagramも、しっかり目を通した上で読み進めていただきたいと考える。
そうすることで、より一層理解が深まり興味深くパン作りを楽しむことができるはず。 - パン作りの工程写真が多用されているためポイントを押さえて理解しやすい。
また、それらはスタイリングも含め素敵で非常にわかりやすいものとなっている。
またレシピは、どれも、みかさんのInstagramで、すでに公開されているもの、もしくは前もってチラッとご紹介頂いたものばかり。
充実したコラムの内容は、言うまでもなく日記のように綴られているInstagramと連動したレシピは、みかさんの日々のエピソードとともに楽しく興味を引く内容となっており、初めて目にする他のそれとは一線を画す、手にした瞬間から、より一層親しみを覚える有り難い内容と言えよう。 - 週4回ぐらい。
- ほぼ合っている。
S.Yさんが作ったパンたち
【門間が見たS.Yさんの使い方】
「私はみかさんの大切な本に書き込みはできません。」とおっしゃるS.Yさん。そのかわり、別の紙に分量や製作の手順を書き出し、綿密なイメトレを繰り返してから取り掛かるのだそう。以前、メッシュの亀パンを紹介した時の製作メモを見せていただきました。Instagramでくーぷのパンを完璧に焼き上げ、ユーモアを織り交ぜながらも的確なコメントを添えて発信するS.Yさん。その秘密を垣間見ることができ、嬉しかったです。
みなさま、貴重なご意見、ありがとうございました。