過去のInstagramをもとに原稿を書き始めています。私の無駄口の多さに呆れながら言葉を取捨選択。OPNや前作に載っていることは極力書かない。そうやって文字数を確保し、これだけはという部分を残していきます。
さて。リトルプレスとはどういうものですか、と聞かれることがあります。一般的には自主制作の少部数の出版物を指すのですが、初めてリトルプレスを体験して、私なりの定義付けをしてみました。
【リトル-プレス】
誰かに一切の忖度をせず好きなことを好きなように表現し、時に自らを鼓舞し、またある時は凹む。原稿が二転三転して編集担当者の手を煩わせ、制作に関わる費用の捻出や印刷部数をどうするかにいつも頭を抱えている。ファミレスの打ち合わせではプチスイーツを頼むか否かで散々迷ったあげくドリンクバーにするのがルーティン。内容が万人向きではないのでフィットする方にお求めいただくことを心の底から願い、そうでない方が間違って手にしないようできる限り力を尽くす。注文があれば寝る間を惜しんで梱包し段ボール箱を抱えて深夜の郵便局に駆けつけ、売れなければ在庫が自宅に山と積まれ、家族にいつまでこの荷物あるのと文句を言われるも耐え忍び、友人たちの応援や読者の皆様からの励ましが届くと勇気と元気が湧いてくる。そのような一連の作業と感情と生み出された本を全てひっくるめてリトルプレスと言う。
注:重版はAmazonを利用しましたので夜中の郵便局は無くなりました。
では、また次のblogまでバイバイ。そろそろまゆみさんが登場するかな。(門間)